生産者と食卓を新たな価値でつなぐしくみ【PR】

生産者と産品の新たな可能性を引き出しデータによって人や組織の連携をつくり今までにない価値や信頼・信用を生み出す

ukabisのロゴ
スマートフードチェーンプラットフォーム

ukabisとは

食に関するあらゆる場面で、価値の向上と効率化をめざし、より容易なデータ共有と迅速なソリューション構築を可能とする情報連携基盤です。

5年間の大きな変化 デジタル化

この5年の間に農業を取り巻く環境は大きく変化した。
消費者の鮮度や品質へ要求の高まり、フードロス削減への強い機運、そして、新型コロナウイルス感染症のまん延による飲食店や消費者の購買行動の変化に、農業関係者は大きな影響を受けた。

乗り切るためにさまざまな取り組みがなされたが、1つ共通していたのがデジタル化の取り組みだ。

データ連携が生み出す価値

現場で管理されているデータはたいへん貴重なものだ。
しかし、紙で管理されていることも多いため、共有して活用することが難しく、それらをデジタル化し、目的に沿って連携させることができるデータ連携の基盤が切実に必要とされていた。そこに登場したのが、ukabis(ウカビス)である。

現場にある多くのデータを集め、その可能性を最大限に活かし、生産性の向上はもちろん、新しいビジネス、新しい価値を生み出すデータ連携プラットフォームだ。

ukabisの果たす役割

ukabisにはデータを組み合わせて利用するために必要な、基本的なしくみが用意されている。その上で、生鮮食品の国内・海外に向けたトレーサビリティ、伝票のデジタル化、センサーデータの記録保管といった、サプライチェーン全体を高度化できる、実証された用途別のサービスが様々なシステム会社から提供される予定であり、更なる参入の機会も広がっている。

ukabisは内閣府が主導した戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)スマートバイオ産業・農業基盤技術の5年にわたる取り組みのなかで誕生し、農業や流通をはじめとする幅広い知識と経験を持った組織が多数関わっている。参加事業者の業種の幅広さと規模は従来にない大きさで、今後急速な成長が期待される。

ukabisでできること

ukabisは様々な会社が展開するBtoCサービスを提供する基盤であり、ここではそのサービスの一部を紹介する。

1. 種苗のライセンス管理

品種登録・管理されている種苗のライセンス(種苗利用許諾)は都道府県の品種管理団体と地域の生産者の間で結ばれているが、管理は紙で行われており、品質保証やトレーサビリティに活用することが難しく、かつ、管理団体と生産者に業務負荷を強いている。

種苗利用許諾の手順をukabis上でデジタル化することで、業務負荷が減り、また、種苗、生産者、産地の情報を他でも容易に活用できるしくみを㈱キーウェアソリューションズが開発・提供する予定である。

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種苗利用許諾は現在、生産者、種苗メーカー、管理団体の3者が相互に紙書類を取り交わす形で成り立っている。このやり取りをデジタル化し、3者の負担を大幅に軽減する。
2. フードチェーン情報公表農産物

従来、産品がどのように売り場に届けられているのかを証明する方法はなかった。
農林水産大臣が定める規格として制定が進められている「フードチェーン情報公表農産物」は、産品を産地から店頭まで優れた方法で送り届けられていることをJASマークを付けて証明できる新しい規格だ。

生産者、卸売・仲卸、小売が、定められたデータをukabisに共有することで、認証を受ける作業を容易に行うことができるようになる。

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フードチェーン情報公表JAS規格は、産品のブランドや付加価値を高めるために、消費者が産地・鮮度・品質に関する情報を確認でき、価格にふさわしい優れた品質を備えた商品であると納得できるようになることを目指す。レタス、メロン、ぶどうが先行し、現在いちごでの規格策定が進んでいる。
3. 卸売市場の効率化やコスト削減

産品の出荷ではFAXや送り状などの紙の書類で連絡することが基本で、受け取った側は書類の内容をシステムに手入力していることが多い。そのため情報が途切れてしまい、産地・鮮度・品質を保証するトレーサビリティに課題を抱えている。

ukabisは生産者、卸売・仲卸、小売のデータを直接扱えることから、中心にある卸売市場の業務効率化やコスト削減に役立つしくみを開発することにも貢献できる。

4. 精密出荷予測

産地別・合計の週別出荷予測を、ukabisを介して提供できるように精密出荷予測システムの準備が進んでいる。流通や小売の現場のシステムから、すでに実用化されている「出荷予測情報提供API」をukabisから利用し、予測データを活用できるようになる。

5. 鮮度の指標とセンサー測定

野菜の鮮度には従来、科学的で客観的な根拠がなかったが、新たに鮮度指標と鮮度評価が理化学研究所と農研機構によって作られた。鮮度指標は遺伝子発現量に基づいたもので、鮮度評価は近赤外光鮮度センサーによって実現した。

このような方法は世界でも例がなく、最先端の研究成果(特許申請済み)を活用して、簡易な作業で鮮度を測り、ukabisを経由して生産者から消費者までが同じ鮮度情報を知り判断できるしくみが提供できる。

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6. 作物の種類を問わないセンサー

鮮度や機能性成分(栄養素)を計測できる農作物の状態を測定できる軽量でハンディーな光センサーの開発に理化学研究所が成功し、軽量でコンパクト、手のひらに乗るほどの大きさにできた。これによって、出荷・流通・小売のそれぞれの現場で簡単に測定・記録し、情報提供するしくみをukabis上で作ることができる。

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センサーは手のひらに乗る大きさまで小型化することに成功しており、使い勝手の良いものとして製品化が進められている。

農業と食の未来に向けて

農業と食の未来を考えると、いま必要とされるのは、農業の持続性と食の付加価値を高め、資源の循環を考える「食のサステナビリティ(持続可能性)」の実現である。その支えとなるべく誕生したukabis。さまざまな思いをもって活動する人や組織がつながり、課題を解決し、農業と食の未来を変えていく。 ukabisの商用サービスが提供される本格稼働が、もう間近に迫っている。

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ukabisはフードチェーン全体を支援する。食の生産、加工・流通、販売・消費、資源循環、育種/品種改良で活動する、食の未来をより良いものに変えようという思いを持った人や組織がつながり、データを共有することで課題解決に取り組んでいく。
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お問い合わせ
一般社団法人スマートフードチェーン推進機構
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-8-21
山脇ビル10 階(流通経済研究所内)

https://ukabis.com/

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