アメリカ大豆と日本の大豆製品 サステナブルな活用の可能性【PR】

アメリカ大豆輸出協会(USSEC)は、大豆サプライヤーのリーダーとして食品加工業者、小売、消費者など全方位に向けてサステナビリティ(持続可能性)を核に情報を発信。今後は、大豆食品にとどまらず食肉として加工販売されている豚や鶏など家畜の飼料に利用されている大豆製品も、サステナブルであることの“見える化”を目指します。食品も飼料もほぼ輸入で賄っていることから、消費者には理解されにくいところもありますが、サステナビリティへの取り組みを知っていただく施策のひとつとしてアニメ「SOY STORY」を制作しました。USSEC日本副代表の立石雅子氏に、アメリカ大豆のサステナブルな可能性をお聞きしました。

立石雅子USSEC日本副代表

サステナブルな原材料調達の重要性とは? 気候変動と生物多様性への対応

大豆は豆腐・納豆・味噌・醤油・豆乳など日本の伝統的な食品に広く使われ、日本人は大豆製品に深い愛着を抱いてきました。伝統大豆製品にとどまらず、大豆肉などのプラントベースフード(PBF)や大豆油・サプリメント・豆腐バーなど近年新たに研究開発し販売されたイノべーティブな製品まで数多く販売され、今後も新しい大豆製品が開発されるイノベーション(技術革新)の可能性が期待されています。

国内市場が縮小する中で今後の経済成長を考えると、日本の多様で優れた大豆製品を海外市場に展開することが重要に。USSECは、米農務省や関連省庁との連携を強化し、中小企業を含む幅広い業界に対して輸出支援を行うサポート体制を準備しています。

国際市場での競争力を高め、海外へ進出することは日本の食品業界にとって重要な戦略。大豆には健康寿命を延ばす栄養素が豊富で、腸内環境の改善や細胞レベルで健康をサポートするといった健康効果は世界中で認知されつつあります。

食品業界のサプライチェーン(供給網)は、自然環境や人的資源に大きく依存し、気候変動や生物多様性の問題に対する配慮が求められ、特に世界の大豆生産は、森林破壊を伴う作付面積の拡大が地球規模の環境問題となっています。

一方、最近の消費者は健康や環境に優しい商品を選択するよう意識が変わり、このニーズに応えるため、企業はサステナブルな原材料の調達や製品の開発に力を入れるようになりました。この流れは食品の生産過程全体に影響を与え、特に動物性食品の生産では、飼料の質が製品の品質に直接関わるため、サステナブルな製品を選択することが重要な要素となっています。


アメリカと日本の大豆・食品業界の連携 環境にやさしい選択が未来を変える

日本の年間の大豆需要量は340万トン。このうち9割を輸入に頼っており、米国は長年にわたり信頼性の高い供給源で、大豆輸入全体の70%が米国から供給されています。

アメリカ大豆は、将来にわたり永続的に供給できるよう、引き続きサステナブルな気候変動に強い種子の開発や栽培方法の研究(*)で、環境に配慮した製品を消費者に提供していきます。
*生産方法=気候変動に強靭な種子の改良、不耕起栽培、被覆作物(カバークロップ)、精密農業、水管理など

消費者も環境に優しい選択をすることで、持続可能な未来に貢献できます。日本の食文化の根幹である大豆を軸とした日米の関係を深め、広げることで、ともに持続可能な社会を築くことができるのではないかと考えています。

サステナブルな農法による影響

数字で見るサステナビリティ


日本の飼料生産と大豆ミール

日本の飼料生産は年間2300万~2400万トンと安定。その約12~13%に大豆ミールが利用されています。

大豆ミールは大豆を絞ったあとに残る製品で、飼料として非常に有効で、家畜や鶏の飼料として広く使用されており、高タンパク源・アミノ酸バランス・経済的利点・環境への配慮など、さまざま面で動物の健康と生産性を向上させ、サステナブルな農業を実現しています。



アメリカ大豆輸出協会(USSEC)
http://ussoybean.jp/

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