カナリア諸島ワイン、日本市場に注目 8つの島と11の保護原産地呼称 物語を紡ぐ多様なワインの魅力【PR】
東京でのトレードミッション
イベントでは、カナリア諸島ワイン業界の特徴を紹介するセミナーとネットワーキングセッションが行われた。セミナーでは、気候や地形、多様なブドウ品種、栽培技術などが紹介されるとともに、日本のワイン市場におけるビジネスチャンスが議論された。

登壇者として、スペインワイン専門のジャーナリストであり、株式会社アケヒの代表である明比淑子氏、およびスペインワイン教育の経験豊富なアカデミー・デュ・ヴァン講師の森本知佐子氏が、業界の見解を共有した。
森本氏はカナリア諸島ワインについて、ワインのヘビーユーザー向けに提案するべきと説明。カナリア諸島ワインは生産規模が小さく高価格帯であるため、百貨店や小売店での試飲販売をはじめ、ワインインポーターやソムリエなどによるワークショップを通じて飲用機会の場を創出することが重要と話した。
イベントに参加した50代女性インポーターは、「品種が多くテイストに個性があるため、それぞれの良さをどのように日本国内で紹介していくかが今後の課題。価格面でもアッパーな顧客がメーンとなるだろう」と話し、40代男性の外食バイヤーは、「どんな料理とのペアリングも可能ではないか。和・洋・中と飲食店舗を展開しているが、それぞれに合うワインを見つけるのに素晴らしい機会となった。採用を検討したい」と話した。

