「ジェラートワールドツアー2026 日本大会」 日本素材の魅力と技術力結集 ~日伊文化融合で市場活性化へ~【PR】
スペシャルトークセッション
ファイナリスト12人がジェラートを作る間、会場ではカルピジャーニ・ジャパンの藤本穣マーケティングディレクターとゲスト2人によるトークセッション、協賛企業である森永乳業と日仏商事「Boiron(ボワロン)」のプレゼンテーションが行われた。
●日本の繊細さ世界で通用=片山圭介氏(前回大会優勝者)
片山圭介氏は15年、45歳の時に、家業の酒類販売とは別に兵庫県・有馬温泉を盛り上げるため「アリマジェラテリア スタジオーネ」を開業した。19年の大会について「開業してわずか4年後の大会で緊張した」とし、優勝作品の「塩マスカルポーネ きんかん香る甘酒仕立て」は、イタリアの食材であるマスカルポーネと日本の食材を組み合わせ、日伊の架け橋となることが作品のコンセプトと説明。ジェラート作りでは「五味(甘味・酸味・塩味・苦味・うま味)」を調和させて、食べ進める内に味が変化し、後味に香りが残る設計を大切にしていると説明した。「日本のジェラートの繊細さは世界で通用する。日本のジェラートの立ち位置は世界でさらに評価されるべきであり、私自身も多くの方々に食べていただける店づくりを行っていく」と展望を語った。

●「フロスティエ」創設も提言=アイスマン福留氏(アイスクリーム評論家)
年間約1000種類のアイスを食べ歩き、日本最大のアイスクリームイベント「あいぱく」を主宰するアイスマン福留氏は、ソフトクリームの魅力と市場の可能性を語った。ソフトクリームの魅力は、目の前で巻き上げるライブ感、造形美がSNSで拡散される話題性、牧場や観光地などの産地・旅との結び付きの3点。「ジェラートが料理なら、ソフトクリームはお刺し身」と表現し、素材を緻密に組み合わせるジェラートに対し、ソフトクリームは素材本来の味わいをダイレクトに楽しめる点が特徴とした。

ソフトクリームは1951年の日本上陸後、58年に最初のブームが衰退したものの、70年の大阪万博で再注目され、13年以降はプレミアム化が進んだ。福留氏は、安さと効率だけの追求では長続きしないと指摘。原料や配合、生産者のこだわりや物語性まで追求する「クラフトソフトクリーム」が、新たな市場を切り開くと展望した。今後はスペシャリティコーヒーやクラフトビールのように、大人も満足できる価値を提供する商品への進化を見込む。ジェラートとソフトクリームがそれぞれの強みを生かして成長するため、専門職「フロスティエ」の創設も提言。バリスタやソムリエのような専門性を確立し、業界が連携して市場を育てていく考えを示した。

総括=ロレンツォ・スクリミッツィ社長
●ジェラートを日本文化へ 地方大会の開催も視野
「ジェラートワールドツアー2026 日本大会」を振り返り、カルピジャーニ・ジャパンのロレンツォ・スクリミッツィ社長は「大成功だった」と総括した。地域の特色や四季を生かした作品を通じ、日伊の食文化の融合とジェラート業界全体の活性化という目的を実現できたと評価。今後は全国各地での大会開催も視野に、地域食材の発掘と日本のジェラート文化の発展を目指す。
日本で3回目となる今回は、前回までのオープンイベント形式から、専門性を重視したクローズドイベント形式に変更した。選手が本格的な作品づくりに集中できる環境を整えたことで、大会の質も高まったという。「3回目を経て、日本のジェラートのレベルは格段に上がった」と強調した。

今回のテーマ「日本のローカル素材」は、日伊両国の食文化に共通する四季の豊かさを表現する機会となった。北海道の甘エビをはじめ、選手が各地の食材を巧みに取り入れ、季節感を作品に反映。単に地元の素材を使うだけでなく、素材を組み合わせた理由や着想の背景まで明確に打ち出した。「イタリアと日本の食文化の融合を実現できた。誰が優勝してもおかしくなかった」と振り返った。
次回以降は、東京に限らず全国各地での大会開催も検討する。各地のジェラート職人がこだわるローカル素材をさらに発掘し、地域の食材や文化の魅力を広く発信することで、地域創生にも貢献したい考えだ。ジェラートを日本の食文化の一つとして育て、地域と業界の持続的な発展につなげていく。

カルピジャーニ・ジャパン
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