全麺連、原料高・製品安で危機感 価格改定に向け緊急動議
生麺業界は、原料高・製品安の状況下で危機感を募らせている。穀物相場の高騰や円安を背景として主原料である小麦粉の値上げ実施が目前に迫り、さらに電気料金の値上がりや、ガソリン・軽油・重油および包装資材のフィルムや段ボール、そば粉、副原料のでんぷん、アルコール、食品添加物などの価格も軒並み高止まり、各企業の負担が増大し、自助努力ではコスト吸収が困難となっている。一方、生麺類の流通市場状況はデフレ傾向が長引く中で、需要停滞と競争激化による製品納入単価下落が続いている。(八木沢康之)