世界最大の生産国 アメリカン・チーズを探る(3)ペッパージャック【PR】
ペッパージャック
スパイシーな刺激を料理のアクセントに
しなやかでクリーミーなモントレージャック(連載第1回参照)、弾力があり二つの味わいが楽しめるコルビージャック(連載第2回参照)と並び、アメリカン・オリジナルチーズの中でポピュラーな地位を占めるペッパージャックは、マイルドな味わいの中にピリッとした辛さが特徴の、セミソフトタイプのチーズ。料理にスパイシーなアクセントを加えることができ、ビールのおつまみとしても最適な、独自の価値を発揮している。
モントレージャックをベースチーズとしてペッパーを加え作られるが、その風味は使われるペッパーの種類によってマイルドから超スパイシーまでさまざまだ。ハラペーニョ、ハバネロ、ゴーストペッパーまでいろいろな味が楽しめる。モントレージャックに似てしなやかだが、少しカード感があり、わずかにホロホロした質感。クリーミーでバターのような風味と、ペッパーのスパイシーさのバランスが取れている。
ペッパージャック=写真=は非常によく溶け、料理に風味とスパイスを加えることが可能。
サンドイッチ、ピザ、オムレツ、キャセロールなどを風味豊かに仕上げることができ、また米国で好まれるケサディーヤ、エンチラーダ、ナチョスなど「テックス・メックス(Tex Mex)」を意識した料理にも相性が良い。
ますます新しく大胆な風味の食材が求められている今、米国内でも人気が急上昇しており、世界的にも広く知られるようになってきている。料理のアクセントとなる刺激を演出できることから、さまざまな使い方が期待される。
私のポイント 新たなテイスト、メニューに加える
ファーストキッチン マーケティング部 企画課チーフ 野間真実さん
「ウェンディーズ・ファーストキッチン」で、ハンバーガーのメニュー開発を担当しています。これまでさまざまなチーズを使用した開発を行ってきた中で、アメリカン・チーズに触れるきっかけがありました。
2019年にコルビージャックを使ったチーズバーガーを3種類販売し、好評を得ました。
今回7~9月に期間限定で、ペッパージャックを使った「ハラペーニョポッパー」を展開しており、「辛いもの」がトレンドの市場で手応えを感じています。辛さの中にチーズのコクとまろやかさのバランスが良いことも評価され、新たな層の獲得もできていると思います。
アメリカン・チーズは、見た目や味がほかのナチュラルチーズと変わっていて、ハンバーガーとの相性が特に良いと思います。コルビージャックなどは見た目のインパクトがあり、ペッパージャックは夏の季節感にマッチするなど、普段のメニューに新しさを加えられるチーズです。これからも新しいテイストを探して、メニュー開発に生かしたいと思います。
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