ポイント=20年後の梅干

コラム 総合 2007.08.01 9859号 2面

梅干の需要が伸びない。ごはん食機会の減少も要因だが、なにより消費者の塩分アレルギーが止まらない。梅自体の人気は高いのだ。梅酒や梅ジュースは小さなブームを呼んでいる。塩で漬けただけでこうも違うのか▼メーカーは試行錯誤の繰り返し。塩分を抑えすぎると味が下がる、添加物を使えば敬遠される、添加物を抑えると保存がきかない、でも塩分は嫌われる、まさしく悪循環▼売場では、はちみつ漬や減塩タイプが増えている。最近では果実エキスで漬けたもの、菓子にしたものなど、本来の梅干とはかけ離れた商品も出

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