青物調理缶詰、原料調達で厳しい局面 漁獲期遅れ確保優先

 震災後の見直し、情報番組での露出などで特需に沸くサバ味噌缶などの青物調理缶が、原料調達面で厳しい状況に置かれている。輸入原料が魚価高騰と円安によるコスト増に直面していることに加え、国産原料は水温上昇により漁獲地が年々北上、漁獲期も遅れが生じている。年末商戦を控え、メーカーサイドでも需要増に対する原料確保を優先する動きが強く、ひっ迫感が強まってきた。  青物調理缶は昨年、容器供給の回復と震災を機とする再評価で需要が活発化。個食・即食・味覚などの面で評価

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