世界最大の生産国 アメリカン・チーズを探る(2)コルビージャック【PR】
コルビージャック
カラフルな見た目で「映える」メニューに
アメリカン・オリジナルチーズの一つであるコルビージャックは、他のナチュラルチーズとは一線を画すカラフルな見た目が特徴となっている。熱を加えることでクリーミーホワイトとオレンジのマーブル状の大理石模様がきれいに溶け、料理に華やかさをプラスする。ソフトでクリーミーな味わいで、色彩豊かな「映える」メニュー作りに最適なチーズだ。
コルビージャック=写真=は、しなやかさと滑らかさを持つモントレージャック(連載第1回参照)に、セミハードタイプのコルビーをブレンドして作られる。コルビーは、1885年にウィスコンシン州で開発され、チーズ工場のあった町の名前にちなんで名付けられた。開発したメーカーが、チェダーのレシピに改良を加えながら磨き上げてきた。
コルビーはそのまま食べたり、前菜のトッピングにしたりされるが、モントレージャックのカードと混ぜ合わせ圧搾することでコルビージャックとなる。食感はセミソフトな滑らかさで、硬いコルビーと軟らかいモントレージャックの中間。繊細なバターの風味と少しの酸味、うまみとミルクの風味を同時に味わうことができる。
簡単に削れてスライスもできるので、子どものおやつや、サラダやサンドイッチなどに使われる。また、熱を加えた時に、クリーミーホワイトとオレンジの模様がきれいに溶けるため、さまざまな料理にさらに特徴をプラスすることが可能。ハンバーガーなどの定番メニューに加えることで、ひと味違うおいしさと新しさを提供することが期待される。
私のポイント マイルドな味で高い汎用性
クラブハリエ ジュブリルタン 今井悠輔さん
アメリカ乳製品輸出協会(USDEC)の「アイデアメニューコンテスト」に参加し、2014年にハンバーガー・サンドイッチ部門で、19年にピザ部門でそれぞれ金賞を受賞しました。
米国産チーズは、欧州産のナチュラルチーズと比較して味がマイルドで癖がないため、他の食材と組み合わせがしやすいと思う。特にパンとの相性は抜群です。コルビージャックはマーブル状の鮮やかな彩りで、伸びも良く、冷めてもおいしいことからさまざまなメニューに汎用(はんよう)性が高いチーズだと思います。
現在、私が店長を務める「クラブハリエ」でも米国産チーズを使った商品を販売しています。通年で「3種チーズのフレンチホットサンド」と「レモンとナッツのクアトロフォルマッジ」に加え、カフェメニューも展開し、好評を得ています。他の製パンコンテストを受賞したラインアップと合わせた期間・数量限定の「コンテスト受賞パンセット」も通販と合わせて好調です。
米国産チーズは子どもから大人まで広く受け入れられやすいと思うので、これからもいろいろな使い方を試していきたいと思います。
- アメリカ産チーズ「惣菜・デリ」新商品開発コンテストを実施中。詳細は下記より。
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