海外の注目新商品 エル・ガリンドの「トルティージャ・チップス」
コーンを材料にしたメキシカンスナックのトルテイージャ・チップスの人気が高まっている。ポテトチップスに次いで売上高の高いトルテイージャ・チップスは二五億㌦というジャンボ市場。しかも昨年の成長率は前年比の四・四%アップと、ポテトチップスの一・一%を上回っている。
トルテイージャ・チップスの大きな市場傾向は、従来のイエローコーンを材料にしたものから、やや甘味のあるホワイトコーンへと、そしてチップスの厚さが、薄いレストラン・タイプとかTHINタイプに移っていることだ。トルテイージャ・チップスはそのまま食べる場合もあるが、ポピラーな食べ方は、やはりチーズやサルサ、サワークリーム、ワカモーレなどのデイップをつける食べ方だ。同じトルテイージャ・チップでも溶かしたチェダーチーズをつけたものはナチョとよばれ、味付きチップスとして市場にも出始めている。
エル・ガリンドから発売されたトルテイージャ・チップスは「ワカモーレ・フレーバー・トルテイージャチップス」。ワカモーレとは、アボカドペーストにライムとペッパーを加えたメキシカンのデイップ。この商品は、ワカモーレのパウダーをチップスに付着させたもの。チップ加工はフライだが植物性油を使ってコレステロール、飽和脂肪酸の含有を低くしている。
エル・ガリンド社からは、この他ライムと辛いチリ、ブルーのコーンから作ったブルーチップスなども発売されている。内容量二八三㌘、小売価格二・九五㌦。
〈ワンポイント〉業界初のワカモーレ味トルテイージャ・チップスとして注目。