「echoes Collabo」活用で総リツイート数、総インプレッション数とも大幅に増加

　●アライドアーキテクツ社のサービス活用

　沢の鶴と大阪王将が3月に実施したコラボツイッターキャンペーンが従来比5.8倍になる驚異的なリツイート数を獲得した。ツイッターは月間アクティブ利用者数4500万人を誇る巨大ソーシャルメディア。フェイスブックやその他SNSが今後クローズドなコミュニケーションにシフトするとされる中、ツイッターは幅広い層にリーチ可能なメディアとして企業マーケティングにおける価値が高まっている。沢の鶴と大阪王将のコラボを支えたのは、ソーシャルテクノロジーで生活者マーケティングの実現を支援するアライドアーキテクツ社が提供する「echoes Collabo」というサービスだ。

　echoes Collaboは、ツイッター上で指定の二つのアカウントをフォロー後、対象となるキャンペーン用のツイートをリツイートすることで、その場で自動抽選し、当選・落選の自動返信（オートリプライ）および自動DM（ダイレクトメッセージ）を送るインスタントウィン形式のキャンペーンの開催を可能にする。従来のツイッター企業コラボキャンペーンは、一つのアカウントのみのリツイートで応募が完了し、終了後に抽選をして当選者を決定する形式で参加規模の拡大に課題があった。また抽選、当選発表、DMによる当選者連絡など手動運用が多く必要なため、作業ミス発生や確認の手間など負担が大きかった。

　同サービスは、インスタントウィン形式のダブルフォロー＆リツイートキャンペーンをシステムによって自動化して提供するため、毎日参加型のキャンペーンの実施で手軽にコラボキャンペーンの規模を拡大でき、キャンペーン運用の負荷が低く、商品認知や話題化の成果を最大化することが可能だ。

　驚異的なリツイート数の増加を達成した今回のコラボは、食事がすすむ、クセのない飲みやすい味わいが特徴の純米酒「SHUSHU」のターゲットとなる20～30代への商品認知拡大と「食事とあわせて楽しめるお酒」を訴求し、商品理解の促進を検討していた、沢の鶴が、大阪王将に声を掛け実現。訴求したい飲用シーンの一つである「中華料理」をテーマにしたツイッターアカウント「大阪王将公式通販」が企画に賛同し、コラボキャンペーンを実施。「大阪王将公式通販」のフォロワーも「沢の鶴」のキャンペーンに参加したことで、1日当たりの平均リツイート数は、単独のキャンペーンと比較して25％増となり、商品認知のさらなる促進に成功。沢の鶴が、以前ツイッター上で他社とコラボキャンペーンを実施した際の成果と比較すると、同サービスを活用したインスタントウィン形式のコラボキャンペーンの総リツイート数は5.8倍、総インプレッション数は3.4倍となり、従来よりも高い成果につながった。（青柳英明）