オグラ、菓子卸では初のTVCMキャンペーン展開
【札幌】道内菓子卸最大手の(株)オグラ(札幌市白石区、011・894・1100、小倉義朗社長)は、全国菓子卸では初のテレビCMをかけた「消費者プレゼントキャンペーンポスターセール・TVCM」を8月1日から展開した。
このキャンペーンは、同社が昨年から、消費者プレゼントキャンペーンポスターセールを試験的に行ってきたもので、「オグラお菓子の国から指名手配じゃ」をキャッチフレーズに、流通菓子の消費が伸び悩んでいる中で、菓子卸として「消費者と、どのようにかかわっていけるか」「流通菓子のキャパシティを少しでも広げることができるか」を焦点に、小売業、メーカー、卸の三者協力したなかで、消費者が参加できるような企画となっている。同社は菓子卸という特性を「お菓子の国」として、いま忘れかけている菓子の「楽しさ」や「夢」を消費者に訴え、消費者、小売、メーカーが満足したなかで、卸売としてのメリットを考えていく。
同社はこのTVCMを使用した消費者キャンペーンで、年間五四〇本、二〇〇〇GRP(総視聴率)を目標に放映。コマーシャルフィルムは菓子の国のキャラクターを使用し、楽しく、明るい内容となっている。
今後の展開について同社は、「オグラお菓子の国」にストーリーを持たせ、消費者が参加できるように進めていきたい。子供たちを通して親子の会話ができるようなイメージづくりを考えていくとし「売場に楽しさの演出と提案を進め、またイメージを盛り上げていく商品開発も計画中」だという。