伊藤園、「お~いお茶」全国200万本をサンプリング 大阪では1万5000本

大阪駅構内でサンプリングを行った

大阪駅構内でサンプリングを行った

 【関西】伊藤園は、日本茶飲料のトップブランド「お~いお茶」シリーズの主力商品である「お~いお茶 緑茶」と「同濃い味」を、5月28日にリニューアルした。今回、この2品を多くの消費者に知ってもらおうと、同社初めての試みとして社員が全国各地の街頭に立って200万本のサンプリングを実施する。13日にはJR大阪駅構内で約100人の同社社員が1万5000本の「お~いお茶 緑茶」「同濃い味」のPETボトルを手渡した。

 中川暁仙広報室長は「今日から7月下旬にかけて全国でサンプリングを行う。まずは、東京・品川と大阪で。週末には京都、新潟、仙台、博多、広島で実施したのちに名古屋、札幌と続ける。大規模なものは以上だが、他にも全国の営業拠点を中心にして量販店などで行っていく。昨年から市場が縮小傾向の中で、主力アイテムである緑茶と濃い味をリニューアル。中身は確実にブラッシュアップしている。定番商品だが、あえて意識してもらえるように今回のサンプリングに至った」と200万本サンプリングの目的を語った。

 また、8月末まで実施している「お茶で日本を美しく。」キャンペーンについては「10年に『お~いお茶』全飲料製品の売上げの一部を、各地の環境保全・整備活動に寄付する“お~いお茶『お茶で日本を美しく。』キャンペーン”を実施した。2度目となる今回は、寄付対象地域を拡大し、一層、企業として自然豊かな環境づくりに参加するとともに、地域社会の活性化に取り組む。今回も寄付だけでなく、社員がボランティアとして実際に環境保全・整備活動に積極的に参加し、各活動の認知・理解促進を図っていきたい。前回は全国で1800万円の寄付を行った。今回は前回を上回る規模にしたい」とした。

 (田中秀哉)

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