原料果物価格の高騰は新興国中間層の生食需要の急増によるという
ジャム業界で値上げの動きが広がっている。キユーピーに続き、明治屋が値上げを発表、スドージャムも大型瓶商品を刷新し「いちごジャム」の価格を据え置き内容量を減量する。今回の値上げは、イチゴをはじめとする果物の原料価格高騰が要因だ。新興国の経済発展によって各国の中間層が増加したことで生食需要が急増。さらに、原産国の人件費上昇や高収益作物への転作による生産減などで世界的に供給がタイトになっていることに、円安が追い打ちをかけた格好だ。現時点では、値上げは瓶製品のみで今後、紙カップ製品