国産大豆が高騰、きな粉値上げへ動き 円安・不作で環境悪化

農産加工 ニュース 2014.05.14 11006号 01面
武内秀行会長

武内秀行会長

 今年に入り、国産大豆価格が高騰している。3月の入札で60kg当たり前年比78.5%増の1万4013円と大幅な高値を付け、4月の入札では1万6888円と価格はさらに上昇した。これを受け、大豆を原料とするきな粉メーカーは値上げに動いている。全国きな粉工業会の武内秀行会長(みたけ食品工業社長)は「製品維持に値上げは不可避」との見解を表明、会員各社も同調姿勢を示している。きな粉の需要は伸長を続ける一方、原料事情はここ数年、円安による輸入原料の高騰、異常気象による不作など、大豆を取り

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