森永乳業、「アロエヨーグルト」復活へ最注力 新CMなど販促を強化
森永乳業(株)のヨーグルト部門は下期から、基幹商品「森永アロエヨーグルト」(写真)の復活に最注力する。9月下旬から順次パッケージなどをリニューアル。小池徹平を新イメージキャラクターに採用したTVCMを全国で放映やキャンペーンを展開するなど、販促を強化する。
「森永アロエヨーグルト」は、94年に“食べるコスメ”をテーマに誕生してから12年間愛され続けているベストセラー商品。昨年度は、90g×2個だけでも154億円弱、アロエシリーズ計で前年並みの210億円を売り上げている。スプーンいらずで手軽に食べられる「ハンディスタイル」やファミリー層向け「4ポット」を投入しラインアップの充実を図っている。
今年の第1・四半期業績(4~6月)では、ハンディや4ポットは好調だったものの、売上げの大半を占める2連が苦戦していた。今回のリニューアルでてこ入れを図る。「カラダのきれいをつくる」をテーマに、アロエとヨーグルトの健康感がより伝わるよう、5代目パッケージとして装いを新たにした。発売以来愛され続けているおいしさはそのままに、後味さっぱりに仕上げた。
新CMには、歴代のイメージキャラクターでは初めて男性を起用した。小池徹平がギターの弾き語りで歌っている曲は、今回のCMのために作詞作曲したもの。
「明るくフレッシュで、健康的なキャラクターがイメージと合致し、同世代の若い女性から健康意識の高い40~50代まで、幅広い女性層に人気があることから起用した」(同社)。
CMの内容は、「今は仕事が恋人だから」など言い訳してしまう女性(OL・学生・主婦篇)に、きれいになりたいという本当の気持ちを見透かしたように「わか~るわかるよ君の気持ち~♪」と歌い、アロエヨーグルトをおいしそうに食べる。
リニューアルを記念して、小池徹平オリジナルiPodやインテリアキャンドル、ティファール社製鍋セットなど総計2600人に当たるキャンペーンを11月30日まで実施する。
(山本大介)