アサヒビール、「本生」2年目の攻勢、“赤い嵐作戦2002”で売場作り目指す

アサヒビール(株)(東京都墨田区、03・5608・5126)は、発泡酒「本生」で二年目の攻勢をスタートさせる。同社は今年、発泡酒市場における「本生」のブランド力強化を最大命題とするが、その第一弾ブランド確立施策として「本生ご愛飲感謝キャンペーン」を仕掛ける。特に2月21日~3月31日の一ヵ月間は、メーカー出荷価格を一〇円値下げするキャンペーン実施。2月下旬には全社店頭活動「赤い嵐作戦2002」を展開し、昨年発売時以上の売場作りを目指す。

同商品は今年、前年比三一%増の五一〇〇万ケースへ向けて、「続々と新しいマーケティング施策を仕掛ける」(同社)方針だ。ブランド価値を短期間に集中訴求し、昨年以上の話題性と需要喚起で、発泡酒ナンバーワンブランドへの橋頭堡構築を目標とする。

今回のキャンペーンは、昨年の感謝とさらなるファンづくりのための施策。「本生」の強烈な個性である“赤”に焦点を当て、「赤い方がいいんじゃないか!」と題した景品プレゼントキャンペーンと、前述の特別価格キャンペーンの二本立てで攻める。

一〇円安い発泡酒はキリンが27日から、TV広告を打たない「極生」を通年投入する。アサヒの今回の施策は、「極生」発売時期と重なるだけに双方にどのような影響をもたらすのか注目を集めそうだ。

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