西友、PB清酒「穣」発売 酒販免許取得75店で取り扱い
(株)西友(東京都豊島区、03・3980・4590)は1日、呑み口さわやか淡麗タイプのオリジナル清酒「穣(Joh!)」(税込み九八〇円)を新発売した。一・八リットル紙パック入り。酒質は、香りやボディー感を出すため酒造好適米の「美山錦」を可能な限り使用し、精米歩合も本醸造並み、酒本来の風味を引き立てるために火入れが一回と生酒に近いもので、しかも市販同等品の約三割安い一〇〇〇円を切る価格。アルコール分一四度以上一五度未満。西友の酒販免許取得七五店舗で取扱い、初年度一万七〇〇〇ケース(一ケース六本入り)、売上げ約一億円を目指す。
日本人の嗜好・味覚に合わせた西友オリジナルの「淡麗・やや辛口」仕様で、製造は小山本家酒造(埼玉)。小山本家酒造は醸造設備にコンピュータを導入、早くから安定した酒質の清酒醸造とコストを下げる体制を整えていた。西友の求めていた「高品質で低価格の清酒」と蔵元の「販売チャネルを拡大する」思惑が一致したことからPB清酒が実現した。
「ビール・オー!(Beer Oh!)」に続く西友オリジナルの第二弾で、高品質でありながら低価格の路線を踏襲したもの。ネーミングも「…oh!」にこだわり、「五穀豊穣」の「穣」を採用した。