今村隆郎会長
4月、消費者庁による第1回の検討会が開始された遺伝子組み換え表示に関して、食用植物油業界は国際的な導入状況や科学的根拠に基づく主張を進める。事業構造上、原料のほぼすべてを海外に依存する同業界だが、遺伝子組み換え原料のDNAやタンパク質は精製・搾油などの製造段階ですべて分解・除去される。日本植物油協会の今村隆郎会長が「各国の例や現状を踏まえると、わが国の植物油でも表示の義務はない」との所感を、このほど開催した通常総会で示した。(村岡直樹)
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