卸業界、小売への値上げ8~9割浸透か 低価格業態とは交渉難航も

卸・商社 ニュース 2022.04.27 12393号 01面

 食品メーカーが一斉に値上げへ踏み切る中、卸から小売業への価格転嫁状況はどうか。全国の小売業へ商品供給を行う有力卸各社の動向をみると、4月下旬までに得意先の8~9割へ値上げが浸透したとする企業が多い。原料や燃油、物流・人件費などあらゆるコストの上昇を背景に、過去の値上げと比べて小売業との交渉を進めやすい環境という。一方で交渉が難航する1~2割の小売業はコスト情勢の厳しさに理解は示しつつも、競合店の売価動向や販売への影響を意識し、円滑に値上げ時期が決まらない様子。卸各社は小売業

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