ハウス食品、岩手でカレー企画 県産野菜キーマ提案へ

左から、いわて純情むすめ鷹觜萌香さん、山本晋司東北支店長、三浦瑞明JA全農いわて園芸部長

左から、いわて純情むすめ鷹觜萌香さん、山本晋司東北支店長、三浦瑞明JA全農いわて園芸部長

岩手県産の夏野菜とキーマカレー

岩手県産の夏野菜とキーマカレー

 【東北】ハウス食品は、岩手県や全国農業協同組合連合会岩手県本部(JA全農いわて)と共同で「野菜をカレーでおいしく!地元を食べつくそう!」キャンペーンを実施している。7月1日~8月31日の期間、県産野菜を活用したレシピ提案を行うなど、地産地消の推進に取り組む。

 今回、オリジナルレシピとしてフライパンで簡単に作れる「岩手県産彩り野菜のキーマカレー」を考案。具材には県産のトマトやピーマン、ズッキーニなど旬の夏野菜をふんだんに活用。軽やかでさっぱりとした味わいが特徴の県産米「銀河のしずく」も採用し、カレーとの相性の良さを追求した。

 キャンペーンの中心商材には、今年60周年を迎えた「バーモントカレー」を挙げ、販促活動を強化する。県内のスーパー店頭でパネルによるレシピ紹介を行うほか、10日からTVCMも放送し、夏場の需要喚起につなげたい考えだ。

 同社は11日、岩手県庁を表敬訪問し、山本晋司東北支店長、三浦瑞明JA全農いわて園芸部長らが記者会見に臨んだ。山本支店長は「野菜を大きめにカットしたことで、食感や彩りが楽しめる」とアピール。その上で、「県産野菜の消費拡大に加え、生産者の支援にもつながる試みになれば」と期待を込めた。

 2010年にスタートした同県との取組みは、今年で14回目を迎えた。具材となる野菜の提供などを担当した三浦園芸部長は、天候不順の影響や生産コストの上昇など、生産農家を取り巻く環境の変化についても説明。「岩手の野菜を多くの人に食べてもらうことで、生産地を盛り上げていきたい」と述べた。(庄司新太郎)

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