スナックの大手ナビスコ社が、低脂肪、低コレステロールで、しかも味の良いスナックの開発を始めたのが一九九一年。それから二年たった今年、スナックウェルというブランド名で八種の低脂肪、低コレステロール、しかもライトを感じさせないおいしい商品ラインが紹介された。

チョコレートチップス、チーズクラッカー、クリームサンドイッチクッキー、レーズンクッキー、ウイートクラッカー、グラハムスナック、ペッパークラッカー、それにここに紹介するデビルフードクッキーケーキである。

それぞれのスナックに含まれる脂肪分はゼロか二㌘程度。コレステロールはゼロ、カロリーも二〇～五〇といった、スナックとしては超低カロリーの画期的な商品群。

スナックウェルは、発売後一三週間で五〇〇万㌦の売上げを達成、空前のヒット商品となった。特に、チョコレートケーキにマシュマロをかぶせ、さらにチョコレートでコーティングしたデビルフードクッキーケーキは発売と同時に品切れ状態が続き、現在でもスーパーの棚に発見することはできない。この人気の秘密は、チョコレートが主材料でありながら脂肪分ゼロ、コレステロールゼロ、カロリーはクッキー一個につき五〇という低カロリーだ。だが、低カロリーだけではこれほどまでに人気が出るはずがない、やはり味の良さが大きな決め手となっている。

内容量一九一㌘、小売価格は二・一九㌦。

〈ワンポイント〉高カロリーで敬遠されていたスナック類を低カロリーで、おいしく仕上げた商品として注目。

（東食海外食品ニュースから）