UCC、中国産豆を初販売「中国雲南珈琲200g」発売

嗜好飲料 1995.12.11 7970号 12面

UCC上島珈琲(株)(東京本部=東京都港区、03・5400・5544)は、世界のコーヒー産地の中から高品質で希少性の高いコーヒー豆を紹介する“世界珈琲発見”シリーズの第一〇弾「中国雲南珈琲AP(アロマパック)二〇〇g」を11月20日から新発売した。

中国でのコーヒー栽培は、一〇〇年ほど前にキリスト教の伝道師が、自らの飲用として苗を持ち込んだのが起源とされている。雲南省には一九〇八年に伝えられたと言われているが、本格的栽培が始まったのはここ一〇年ほどのことだという。雲南省は中国の南西に位置し、ラオス、ミャンマー、ベトナムと国境を接し、北部の大半は平均標高が約一〇〇〇mの高原。コーヒー栽培は、主に南部・西部の山々に囲まれた標高六〇〇~八〇〇mの盆地に分布しており高緯度にあるため、日照・湿度・昼夜の温度差などコーヒーの生育には有利な環境が揃っている。

味覚特性は、やや小粒なアラビカコーヒーで、香りが濃厚、コクに優れ、柔らかい苦味が特徴。

「中国雲南珈琲AP(アロマパック)二〇〇g」は、UCCが日本で初めて中国のコーヒー豆を販売するもので、鮮度をコンセプトに、工場から直送で販売店に届ける限定販売製品。販売先は全国UCCバザール店(対面挽き売り店)、UCCカフェメールカードで展開する。製品サンプリングやミニのぼりなどのキャンペーンツールを準備して、積極的に拡売する計画。

希望小売価格は一袋(二〇〇gパック入り)一〇〇〇円。販売目標は一〇〇〇ケース(一ケース=二〇〇g×二四入り)。

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