GMS・SM、再編の機運 商勢圏拡大へM&A積極化

小売 ニュース 2018.05.09 11697号 01面

 総合スーパー(GMS)、食品スーパー(SM)など食品小売の業界再編へ機運が再び強まっている。大手のイオンがグループの再編に乗り出し、地域で有力なアークスもM&A(企業の合併・買収)を見据えて情報システムを整備する。イズミもイトーヨーカ堂や西友の店舗を譲り受け、M&Aも選択肢に商勢圏の強化と拡大に前向きだ。近鉄グループも中間持ち株会社の設立で小売事業を再編成する。人件費や物価の上昇、来年10月予定の消費増税を控えて経営環境が厳しさを増す中、再編が活発化しそうだ。(山本仁)

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