カナダビーフ国際機構、「七輪焼肉 安安」のフェアに協賛 150周年へPR大幅強化
カナダ産牛肉の輸出拡大に取り組むカナダビーフ国際機構(下嶋大介アジア代表取締役兼駐日代表)は、焼肉チェーン「七輪焼肉 安安」(運営会社=富士達)が今月15日から9月4日まで実施する“カナディ安ビーフフェア”に全面協賛する。全国の安安117店舗で、人気のカナダ産牛タン・カルビ・ハラミ・ロースなどを特別価格で提供するほか、カナダ旅行や割引クーポンが当たる注力企画とする。
下嶋大介代表は今回のパートナーシップに関し、「明確な差別化と新たなチャレンジが求められる市場で、(富士達は)いち早く消費者ニーズを取り込んだビジネス展開をしている。協賛によって、カナダビーフの新たな展開を強力に推進する」と力を込めた。
また同氏は、カナダ建国150周年の節目となる来年7月1日に向け、今回のフェア協賛を皮切りにPR活動を格段に強化すると表明。エリア・マーケティングによって地域の特色ある企業などと組み、各エリアで「いつでも“買える”“食べられる”、そして食育プログラムとして“学べる”場を提供したい」とブランディング強化の方向性を示した。
富士達の川上富達社長は「カナダの食肉パッカーを視察し、その安全性と品質、自然の雄大さにも魅せられてカナダビーフの取引を始めた。調達量を今後も拡大したい。安安の店舗拡大と同時に、フードコートへの牛タン専門店の出店を計画している。事業拡張に伴い19年に東証マザーズへの上場を目指している」と意欲的だ。
カナダビーフの16年対日輸出状況は、チルドの焼き材が大幅増と非常に好調という。特に牛タンは品質への評価が高く、リピーターが多い。16~17年度の対日輸出量は前年比30%増を超える1万8000tを見込んでいる。
(本宮康博)