愛知県版地産地消「いいともあいち運動」、キャンペーン月間迎え活発な活動
愛知県が愛知県版地産地消の取組みとして展開する「いいともあいち運動」が10年目を迎え盛り上がりを見せている。愛知県産農林水産物を使用した商品へのシンボルマーク貼付運動は初年度の08年はコンビニの企画商品を中心に6社37品だったが、09年11月の「いいともあいちキャンペーン月間」に向けて27社122品が新たに加わり、合計41社220商品(10月29日現在)と広がり、量販店向けの商品が拡充した。食育推進課では、「量販店にシンボルマーク貼付商品の情報を発信し、量販店、食品企業ともに実りのある形で『いいともあいち運動』を浸透させていきたい」としている。(金原基道)
愛知県では県産農林水産物が豊富に出回る11月を「いいともあいちキャンペーン月間」として「いいともあいち運動」の拡大に向け、いいともあいち推進店(販売店)のうちスーパー・生協など181店舗と直売所144店舗がキャンペーン期間中に愛知県産品コーナーの設置や地産地消フェアを実施。飲食店142店舗(事業所給食109ヵ所含む)でも「いいともあいち協賛メニュー(県産品応援メニュー)」の提供や、その日に使用した県産農林水産物を案内板やメニューに表示する。また、シンボルマークをかたどった「ピンバッジ(通称=ともちゃんバッジ)」を作成しネットワーク会員に配布。「いいともあいち運動」の知名度向上と関係者の意識向上を図る。
「いいともあいち運動」は平成10年度にスタートした愛知県版地産地消の取組みで、「県内の消費者と生産者が今まで以上に『いい友』関係になる」「Eat More Aichi products(イート・モア・アイチ・プロダクツ=もっと愛知県産品を食べよう、利用しよう)」という願いを込めて名付けられた。ネットワーク会員は696会員(生産者団体175、食品会社82、流通関係者223、消費者団体83、行政機関133=9月18日現在)、いいともあいち推進店は678店舗(販売店566、飲食店112=飲食店は事業所給食を含む、10月29日現在)。