「#エール飯」全国へ拡大 別府発の飲食店テークアウト応援プロジェクト

外食 ニュース 2020.06.19 12067号 03面

新型コロナの影響からテークアウトを始める飲食店を応援する「#エール飯」=写真=が全国に広まっている。「#エール飯」は、B-Biz LINK(ビー・ビズリンク)が3月18日に立ち上げた「#別府エール飯」が始まりだ。ビー・ビズリンクは、2017年大分県別府市の出資によって「別府の稼ぐ力向上」を目的に立ち上げられた組織だ。

個人店がテークアウトを始めても、消費者に伝える手段がないのが課題だった。その解決のため「#エール飯」と統一したテーマを設け、テークアウト料理の画像をSNSに掲載し、それが拡散されることで、飲食店を応援する取組みが「#エール飯」だ。別府では「今まで知らなかったお店を知ることができた」といった消費者からの声が寄せられるなど、飲食店のPRにもなっている。「#エール飯」のロゴなどは、営利目的でなければビー・ビズリンクの許可を得れば自由に使用できる。最近では「関東からの問い合わせが増えている」という。また、別府市では宿泊施設の観光客誘致のために「湯ごもり別府エール泊別府鬼割(おにわり)プラン」を16日からスタート。5月の大型連休では観光客がほぼゼロという大打撃を受けた別府温泉の宿泊施設支援のため、市が宿泊料金の一部を負担するもの。「鬼割」は素泊まりプランが基本で「#別府エール飯」とのタイアップを図っていく。(金原基道)

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