技あり味なカンパニー:南山園 抹茶作りに茶道の精神活用

「茶道を知ることが抹茶作りに役立つ」と富田社長

「茶道を知ることが抹茶作りに役立つ」と富田社長

 愛知県西尾市は碾茶(てんちゃ)生産量が年間402t(2009年愛知県茶業連合会調査)に達する一大産地。その同市と周辺地域の特産なのが碾茶を石臼でひいて作る抹茶だ。「西尾の抹茶」ブランドは、09年に抹茶に限定した地域ブランドとしては全国で初めて、特許庁の地域ブランド(地域団体商標登録制度)に認定された。  同市で抹茶を製造する南山園の起源は、1907年に初代富田善一郎氏が茶栽培を手掛けたことに始まる。その後、抹茶製造に進出するが、茶栽培は継続し、現在で

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