胃心伝真=梅干し

総合 コラム 2024.01.19 12704号 01面

 「塩分濃度約20%でもしょっぱくない梅干し」があると聞いて、記者は群馬県吉岡町にある「お漬物の森島」を訪ねた。その梅干しは「おおぼし」といって大粒で表面は乾いた状態でうっすら塩が吹いているが、試食してみると心地よい酸味とシソのいい香りが口いっぱいに広がり、とがった塩気は感じない▼不思議に思っていると、森島和宏店主が「土づくりをして無農薬で育てた青梅は生でかじると爽やかなフルーティーな味わいがある。この青梅を使い、天然塩と梅と同量のちりめんシソで漬け込むとこういう梅干しができ

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