懸念深まるタイの干ばつ 野菜や畜産品などへの影響も
世界有数のコメの輸出国であるタイで、少雨による干ばつの懸念が深まっている。タイ気象局によると、6月の雨季入り以降まとまった降雨は少なく、このままの状況が続けば過去10年間で最悪の干ばつ被害が予想されている。このため政府は、被害が進行している地域への救援を急ぐとともに、銀行に対しても低利融資を行うなどの支援を求めている。ただ、折からのバーツ高もあって、タイのコメ輸出の大幅な減少は避けられない見通しで、コメに続く野菜や畜産品などへの影響も懸念され始めている。
雨が降らないことに