保健省傘下のタイ健康促進財団ではアフリカ豚熱ウイルスの海外からの侵入防止を呼び掛けていた=同財団の広報資料から
タイでアフリカ豚熱(アフリカ豚コレラ)が流行している。
すでに半数以上の種豚が感染か感染の可能性があるとして処分されたが、同時に持ち上がっているのが農業・協同組合省畜産局による隠蔽(いんぺい)疑惑だ。
21年末に報告を受けていながら対応しなかったことが被害を広げたというもので、プラユット首相は直ちに調査を命じた。供給減から国内の豚肉価格が高騰しているほか、反響は海外にまで広がっており、正常化まで1年近くかかるとみられている。
畜産局は1月11日、国内でアフリカ豚熱が発生