黒河内貴仙醸社長(右)と是友麻希発酵ライフ推進協会代表理事
●新規取り込みへ地酒蔵元攻勢
日本酒市場が厳しさを増す中、中小の地酒蔵元が攻勢をかける。仙醸(長野県伊那市)は9日から、日本酒醸造で培った伝統技術を生かし磨きあげた女性向けどぶろく「黒松仙醸 どぶといちご」をイオンリカー、久世福商店などで本格販売に乗り出す。改良を重ねた火入れ(加熱)法により、麹のフレッシュな香りを維持しながら発酵を抑え瓶詰めを可能にした。低アル志向の広がりに対応し、アルコール度数は一般のどぶろくには少ない4%。程よい甘さと酸味が楽