東北食品業界交礼会、4年ぶりに開催

 【東北】日本食糧新聞社東北支局主催の第57回東北食品業界新年交礼会が9日、仙台ロイヤルパークホテルで開催された=写真。4年ぶりとなった交礼会には東北6県や東京本社からなど153社、302人が出席した。開催に先立ち能登半島地震で亡くなられた方々の冥福を祈り黙とうをささげた。主催者を代表して木下猛統副社長が「原料、人件費などの高騰で食品流通業界は厳しい状況を迎えている。当社の全国支社局ネットワークで有益な報道に努める。この時代、業種、業態を乗り越え存在価値を高め、消費者の支持を得ていくことが求められる」と述べた。

 出席者からは土屋由介味の素東北支社長、辻雅信イオン東北社長、尾川輝敏みやぎ生協専務理事、古山利昭ヤマザワ社長があいさつ。「金沢に3年間勤務した。映し出される被災地に言葉が出ない。復興を祈る」(土屋東北支社長)、「新会社になって4年目、大きな塊で進んでいく」(辻社長)、「12人が能登半島地震の被災地に向かった。支援をしっかりやっていく」(尾川専務理事)、「従業員の健康元気を応援し、今年は元旦を休業とした。昨年サンコー食品のデリカセンターが稼働、戦力として期待できる」(古山社長)などと述べた。

 鏡開きはボーキ佐藤子会社・三春酒造の「三春駒」でNBメーカー3社、東北の有力卸3社支社長、社長らが威勢よく行った。乾杯の発声は堀内剛博社長、中締めは佐藤淳ボーキ社長が行い、盛況裏に終了した。(三沢篤)

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