ビオセボン「アトレ竹芝店」、コーヒー定額サービス導入 1ヵ月・本体2250円

小売 ニュース 2020.07.15 12081号 10面
定額コーヒーの導入効果を検証

定額コーヒーの導入効果を検証

生鮮・惣菜、酒類を含めSM機能のフルラインで品揃え

生鮮・惣菜、酒類を含めSM機能のフルラインで品揃え

 ビオセボン・ジャポンは、6月17日にオープンした「アトレ竹芝店」(東京都港区)に、コーヒーのサブスクリプション(定額)サービスを導入した。本体価格2250円で30日間、コーヒーマシンで提供するコーヒーや、紅茶・ハーブティーなどが1回の来店につき1杯利用できる。コーヒーの通常価格はレギュラーサイズが1杯150円となっている。オープンから7月19日までは1980円のセール価格で展開する。(宮川耕平)

 同店は、オフィスやホテル、劇場などが一体となったウォーターズ竹芝タウン内の商業施設1階に出店した。車20分圏内に60万人が居住するエリアで、さまざまな目的の来店客が想定できる。コーヒーの定額サービスは、主にオフィスワーカーの需要を狙ったもので、同店での検証を踏まえ段階的に既存店にも広げる方針だという。

 売場面積は、ビオセボンでは大型となる約270平方m(82坪)、イートインスペースは最大規模の18席を確保した。人気コーナーのドライフルーツやナッツの量り売りも最多の63種類を揃える。

 ランチ需要を想定し米飯・惣菜の売場スペースを広げるほか、青果や精肉、日配も最大パターンでの展開となった。生鮮など素材の充実はオフィスワーカーや観光客だけでなく周辺居住者も多いための処置だが、どのような立地でもオーガニック専門店としてフルラインの品揃えは求められるという。

 カテゴリー別の取組みで、酒類はオーガニックワインを中心に構成、菓子は強化中のオーガニックスナックなどの個食タイプをオフィスの間食需要に向けて訴求、オーガニック野菜は簡便ニーズへの対応で下ゆでタイプの品揃えが増えている。

 日配の新商品「チルド野菜餃子」は、有機JAS認証を取得したビーガン対応品となっている。同社ではオーガニックとの親和性が高い分野として、ビーガン対応品の開発領域が広がっている。

 〈店舗概要〉▽所在地=東京都港区海岸1-10-30、アトレ竹芝タワー棟1階▽営業時間=午前8(土日祝は同10)時~午後10時

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