フェアトレード・ラベル・ジャパン、5月にキャンペーン開催 1アクション1円寄付
「ミリオンアクションキャンペーン2023」イメージ
「ミリオンアクションキャンペーン2023」イメージ
認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンは、フェアトレード月間となる5月の1ヵ月間に「ミリオンアクションキャンペーン2023」を開催する。今年は新たにフェアトレードの商品購入やSNS投稿、イベント参加などのアクションを行うと、1アクション1円として途上国への寄付になる取組みを行う。期間中、200万アクションで200万円の寄付を目指し、多くの人の参加を提唱するなど、社会的なインパクトを創出していく。
フェアトレード(人や環境に配慮し生産されたものを適正な価格で取引し、持続可能な生産と生活向上を支援する仕組み)商品を購入することは、生産者や生産地へ貢献できる仕組みとなる。今回は、アクション数に応じて途上国に寄付する取組みを行い、多くの人への参加を呼び掛ける。
同キャンペーンの今年のテーマは 「環境(地球環境・気候変動)」と「ギフト」となる。フェアトレードの国際フェアトレード基準には、土壌や水源の保全、環境に配慮した適切な農薬の使用が含まれ、オーガニック栽培も奨励している。加えて、生産者は気候変動に対応していくためのトレーニングを受けることができる。また、フェアトレード商品は少し高いというイメージから、自分のために購入するにはハードルを感じる人のために「大切なひとに贈るギフトはサステナブルなものにしたい」というフェアトレード商品をギフトとして贈ることを提案していく。
同キャンペーンの寄付金はフェアトレード・インターナショナルのメンバー組織となる中南米生産者ネットワークCLACを通して、生産者組合へ届けられる。今年のキャンペーンテーマの一つ「環境」に関する取組みを行う気候変動基金から、各生産者組合の実施する事業に充てられる。集まった寄付金額の報告や寄付の送り先、送金状況、寄付金の活用報告などはキャンペーンサイトにて随時更新する。
同法人は「私たちは本キャンペーンを通して途上国の生産者や環境、未来の地球を守り続けるために、日常的にフェアトレードが選択される世界が実現されることを目指し活動を行っていく」としている。(本吉卓也)