質の戦略 名門ローカルSM「トム・サム・ペイジ」の挫折 事例研究 下
◆地元では圧倒的に強い「中の上」狙い(続) 「トム・サム・ペイジ」の一〇〇〇坪は、そのいずれにも属さないが、タイプとすれば食品+ドラッグ型のコンビネーションストアだ。ドラッグといっても薬だけではなく、薬は一部で、その他に化粧品と消耗雑貨の比率が大きい。日本流にいえば食品+消耗雑貨型である。 アメリカのSMは通路が広く、商品のサイズが日本より大きい。米国SMの面積を日本流に翻訳する場合は、六〇~六五%を掛けるのが適当だが、日本のS