「子供の“和食”離れが成人病予備軍を作る」 みそ健康づくり委セミナー
食生活の“洋風化”にともなって、わが国の成人病疾患も欧米型にシフト。日本型食生活への回帰が叫ばれるゆえんだが、肥満児の増加など子供の健康面から警鐘を鳴らし、その見直しを求めているのが、学界の権威でもある順天堂大学小児科の山城雄一郎助教授だ。このほど、みそ健康づくり委員会のセミナーで「子供の食卓から和食が消える日」と題して講演。子供の成人病予備軍の増加は「和食離れ」と指摘。将来(大人)の食行動は「乳幼児期の食事に強く影響される」と、離乳食からの重要性を訴えた。