左から草野結子キリンビール企画部主査、吉本尚筑波大学准教授、キリンシティの鈴江義典常務執行役員
世界的に関心を集めるアルコール関連問題に関し、ビール大手の取り組みが活発化している。キリンビールは15日、筑波大学と“健康に配慮した科学的な根拠のある飲み方”の共同研究を開始すると発表。これまで経験則で語られがちだった健康と飲酒の関係を、科学的な観点から明らかにしていく考えを示した。アルコール問題についてはアサヒ、サントリーも独自の対応策を打ち出している。健康意識の高まりなどを背景に、こうした動きは酒類業界で、さらに広がりを見せそうだ。(丸山正和)