アサヒGHD、システム障害から1ヵ月 主力品影響軽微も業界各社に危機感

 アサヒグループホールディングス(GHD)へのサイバー攻撃によるシステム障害の発生から1ヵ月。アサヒ製品の出荷調整が余儀なくされる中、卸をはじめ流通では他メーカーへの代替発注など安定供給の維持へ努力が続く。ビール類では一部に品薄感はあるものの、主要銘柄に限ればおおむね大きな混乱は見られないもようだが、大小さまざまな影響が出ている。非常事態を受け業界各社には「明日はわが身」と危機感が漂う。企業間での情報共有など製配販で枠を超えた対策の必要を訴える声も聞かれる。(丸山正和)

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