第一アルコール、原料用アルコールを値上げ
メルシャンのグループ会社の第一アルコールは9日、原料用アルコール(酒類用・工業用)を11月1日出荷分から価格改定すると発表した。現行価格に対し25%以上値上げする。6月の価格改定に続き今年2度目。主原料の価格上昇や物流費高騰などが理由。
原料用アルコールの主原料となる「粗留アルコール」(穀物やサトウキビなどを発酵させて蒸留したもの)の価格が16年から上昇基調にあり、21年から世界的なアルコール需要の高まりも受け、一層の高騰が続いている。(岡朋弘)