安納芋クラフトビールで地域農業を活性化へ

安納芋を使った特別メニューなどとのセット「おいもフライト」も提供

安納芋を使った特別メニューなどとのセット「おいもフライト」も提供

キリングループのクラフトビール会社「スプリングバレーブルワリー」(SVB)は29日、鹿児島県種子島産の安納芋を原料に使ったクラフトビールの限定販売をSVB東京でスタートした。

日本各地の特産素材でビールを造り、地域農業の活性化につなげる「FARM to SVB」の第3弾。焼き芋をペースト状にして麦芽と一緒に仕込んだエールタイプで、独特の甘みが楽しめる。360mlで930円(税込み)。

2020年2月末までの期間中、同じ芋を使った特別メニューや薩摩酒造のゲストビールとセットにした「おいもフライト」も提供する。

安納芋を使った特別メニューなどとのセット「おいもフライト」も提供

26日には島村宏子社長が、安納芋を生産する種子屋久農業協同組合の関係者や素材となる冷凍焼き芋を提供した鹿児島くみあい食品の貝崎勉専務と同店で会見した。

島村社長は「FARM to SVB」の取組みについて「今年8月に発売した第2弾の北海道厚真町産ハスカップを使ったビールは、お客さまから好意的な声を多くいただくなど生産者とSVBでWin-Winの関係を築けている」と報告した。

第4弾の発売は20年3月を予定しており「今後も取組みをさらに推進していく」との考えを示した。

島村宏子SVB社長(右から2人目)と鹿児島の生産関係者
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