クリルオイル 高まる「オメガ3」への注目 機能性食品への応用が期待

(上)=オキアミ (下)=アーカー・バイオマリン社の「スパーバ・クリル」

(上)=オキアミ (下)=アーカー・バイオマリン社の「スパーバ・クリル」

 動物性プランクトンであるオキアミのうち体長が最大の種で、南極海に生息する南極オキアミから取れる魚油クリルオイルの含む機能性成分「オメガ3脂肪酸」(オメガ3)への注目が、世界的に高まっている。魚油に豊富に含まれるオメガ3にはDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)があり、海洋生物全般の体内に存在しているが、クリルオイルは人体への摂取の点で他のオメガ3に対して物性的優位性を持つ。海外ではサプリメントなどで流通量が年々増加し、今後は日本市場でも汎用(はんよう)

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