東京工科大学、hLFの細胞内送達でがん細胞増殖抑制
東京工科大学は7日、ヒトラクトフェリン(hLF)の細胞内送達で、がん細胞の増殖が抑制される研究成果を発表した。同大学大学院バイオ・情報メディア研究科の栗本大輔氏(博士課程3年)、トルンディン・ハゥエーアン氏(修士課程2年)、佐藤淳教授らの研究グループが見いだした。hLFによるNa+/H+交換輸送体7(NHE7)の発現促進を介して、がん細胞内小器官のpH恒常性を破綻させる新たなメカニズムによるもので、新たながん治療法への応用などが期待される。
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