SM再編、新しい可能性も M&A目線、水平・垂直両方に
食品スーパー(SM)の再編が、同業が対象の水平型M&A(企業の合併・買収)に加え、垂直型M&Aも視野に入れ始めている。中部のバローの田代正美社長はM&Aの相手先として食品工場、メーカーを挙げる。SMで製造小売のビジネスモデルを本格的に構築するためだ。一方、水平型では、東北のヤマザワの板垣宮雄社長が未出店の岩手県への進出に向けて「地元SMのM&Aが最良」と指摘する。認知度が少ない地域では単独よりM&Aでの進出の方が早いと判断するからだ。再編の様相は同業との横へと製造メーカーと