大塚食品、レトルトカレーを活性化 価値戦略徹底へ
大塚食品は今期、「ボンカレー」シリーズを中核とするレトルトカレー事業で、容器面での技術革新とフレーバー戦略による話題喚起を両立、脱価格訴求での市場活性化に挑む。2月から「ボンカレー」シリーズを全品レンジ対応に改善し、大幅に用途性を高めたほか、夏季限定商品として辛口の8倍の辛さ(同社比)の「超熱辛」を投入。市場における価格下落が依然続く中、「中価格帯アイテムとしての価値戦略を徹底し、市場の健全化と夏場に向けた需要対応を進める」(同社)方針で、前期比2桁増を狙う。