顕微鏡・TEM・電子回析パターン解析でみたオレオゲル中の脂質ウィスカー結晶
植物油がゲル状(ゼリー状)に固まる際に発生する繊維状結晶について、ミヨシ油脂・広島大学・北海道大学の3者が、同結晶が高強度を特徴とする「脂質ウィスカー結晶」であることを世界で初めて共同研究で特定した。同結晶を含むと、わずか0.5質量%の超低濃度でも油をゲル化することができ、高い強度と安定性が担保されるという。植物肉などに応用することで、従来以上に風味や口どけに優れた製品開発につながる可能性がある。
特定に成功したのは、ミヨシ油脂の大石憲孝・津田信治