第41回外食産業フェア、107社参加し大阪で開催
日本外食品卸協会近畿支部(大阪市浪速区、電話06・6562・4545)は9月12日から三日間、インテックス大阪三号館で「第四一回外食産業フェア」を開催、一〇七社(一九六小間)が出展する会場には飲食店関係者など二万一四六七人が来場した。
開会式で主催者は、「外食に対する消費者ニーズは、高齢化、女性の社会進出、健康志向などを背景に多様化してきており、質的ニーズの変化に対応しなければならない」と述べ、食の担い手としての役割を感じさせた。
また出展者からは、「(個々の)コスト削減が当面の課題としながらも、われわれ(外食産業、メーカー、問屋)がベクトルを合わせ、消費者と手を組んでいく」と、業界としての協調の重要性が述べられた。
今回のテーマは、「新世紀、『食べる食』から『味わう食』へ」。新世紀にふさわしく、食品から衛生関連、コンピュータまで、外食産業に関する情報が一堂に会し華やかに開催された。
今回の特徴は、各メーカーのブースでテーマが明確に打ち出された料理提案が行われていること。カフェ、アジア、イタリアンなど実際の料理とレシピまでが素材ごとに陳列され、ユーザーが現場において、素材をアレンジしながらメニュー立案しやすいように提案されていた。