この飲食材でこのメニュー:スペイン産アブルーガ・キャビア

2001.12.17 242号 12面

スペイン産「アブルーガ・キャビア」は、チョウザメと同類のスカンジナビア・ニシンの魚卵。味と粒の組織がチョウザメのキャビアと類似する。天然魚卵ならではの食感はもちろん、塩分控えめで、ごく少量のレモン果汁添加が味を引き立て、チョウザメのキャビアに匹敵する高品質と大評判だ。低カロリーでコレステロールゼロも大きな魅力である。

最善の状態を保つため、低温殺菌処理のみ施しており、輝きある黒色は、自然なプロセス(酸化)で発色したもの。着色料や酸化防止剤などの人工添加物は皆無で、ランプフィッシュのように混ぜて色落ちしたり他の素材に色移りすることはない。

価格はチョウザメのキャビアの一〇分の一以下と割安で、高級ホテルでの採用が相次いでおり、メニュー開発が急ピッチで進んでいる。

今年のフーデックスに出展以来、問い合わせが殺到しており、11月からは、姉妹品としてロブスター・キャビア「ロブスビアール」、アンチョビ・キャビア「アンチョビアール」も新発売した。強力な二アイテムを追加し本格的に業務販路を拡大する考えだ。

◆キャビアとオクラの変わり奴

●作り方/オクラを、塩を入れた湯でゆがき、冷水にとって色どめし、薄くスライスする。豆腐を型抜きして器に入れ、オクラをのせ、アブルーガ・キャビアを天盛りにする。味ポン酢をかけ、彩りにレモンをあしらう。

●チェックポイント/オクラは歯ごたえが残るようにサッとゆでる。

◆「アブルーガ」五五g×一二、一二〇g×一二、三五〇g×四/「アンチョビアール」「ロブスビアール」五五g×一二、一二〇g×一二

*品質保持期限=一年(要冷蔵)

◆問い合わせ=ラ・マンガ・コーポレーション(東京都港区、電話03・3432・6189)

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