USA発この新食材に注目!:ディルとフェンネルの花粉スパイス
◇フェンネル・ポーレン・スパイス(Fennel Pollen Spice)
ディル・ポーレン・スパイス(Dill Pollen Spice)
ポーレン・レーンチ(Pollen Ranch)
http://www.pollenranch.com/
●少量使用でパワフルなフレーバー
薬効のあるハーブであるフェンネルとディル。その花粉を手作業で採取し、料理のスパイスとして販売しているのが、カリフォルニアに本拠を置くポーレン・レーンチ社だ。
消化器や呼吸器に効用があるとされるフェンネルの花粉は、植物本体や種子に比べ、風味が2倍から4倍強く、ほんの一つまみで、サフラン、アニス、カレー、蜂蜜を彷彿させる風味を料理に加えることができる。特に肉料理やソース、サラダなどと相性がいい。
同社は、花粉をまぜたスパイスも製造・販売しており、たとえば、フェンネルの花粉にシナモン、ナツメグ、カルダモン、ジンジャー、バニラなど12種のスパイスを加えた「ディヴァイン・デザート」は、アップルパイ、キャロットケーキ、クッキーなどの焼き菓子の他、フレッシュなフルーツにも使える。フェンネルの花粉にごま、チャイブ、コリアンダーをまぜた、「ポーレン・アジアン」は、アジア風味のダンプリング、魚のステーキなどの他、炊きたてのご飯に振りかけてもよい。他にも、減塩ダイエットをしている人には朗報の、塩を一切使わないでピリッとした辛味を加えることのできる「ソルトフリー・ヘブン」など、さまざまな花粉スパイスを用意している。
一方、消化や不眠によいとされるディルの花粉は、サーモンなどの魚料理や卵料理に合う。
「天使のスパイス」とも称される花粉は、軽く、明るく、見た目にも美しい。