様変わりするカラオケボックス 「カラオケ山手線」ホテルのカラオケルーム

1997.02.03 120号 2面

二年前、ホテルリニューアルを機に二八室のカラオケルームを設置、話題を呼んだ品川プリンスホテル「カラオケ山手線」。

隣の24時間営業の「スパゲッティ&ピザ24」と連動させているため、カラオケしながらリモコン一つでレストランの味が楽しめる便利さが受けている。

「時代のニーズにマッチし」(笹本猛広報課長)、今では昼間は主婦層、夜はOL、ビジネスマンと時間帯により客層を変えて定着してきた。ただ昼間の主婦層の大半は、館内レストラン「ハプナ」がウエーティングになると、時間まで軽くカラオケでもと立ち寄ったり、以後なじみになり、食事の後に一曲とコースに入れたりしている。

夜は八〇%が大手町界隈を含めたビジネスマン。それに、デュエットのための女性が必ず一緒という。

カラオケ機種はパイオニア・ビーマックス双方向CCTVシステム。すべてリモコン操作でOK。生ビール七〇〇円、カクテル五〇〇円などドリンク類一五アイテム、春巻五〇〇円、串かつ六〇〇円など軽食二二アイテムは「注文を受けたら三分後には届く早さ」だ。

ただ「24」に連動するメニューのピザ、スパゲティについては、インターホンで注文させ、届ける時間をあらかじめ断わっておく。

「レストランの味そのままのゆでたて、焼きたてを提供したい」(今井正敏食堂課係長)こだわりがあるからだ。

このほかパーティーを盛り上げる小物として、ドレス、赤ちゃんセット、デン助はげかつらなどを置き、遊び心のあるビジネスマンを喜ばせている。

■品川プリンスホテル「カラオケ山手線」=東京都港区高輪四‐一〇‐三〇、03・3440・1111

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